OSAKA心血管エコー研究会公式ブログ    HP: http://osakacvecho.com

当会は超音波技術と知識の習得を目的とした研究会で、 実地臨床にすぐに役立てることができるセミナーやカンファレンス形式の自由参加型の勉強会です。

平成26年度 第五回(11月14日 金曜日)終了

平成26年度 第五回(11月14日 金曜日)終了しました。

今回のテーマは「大動脈瘤と解離のエコー診断」と「心膜液貯留と心タンポナーデ」という心エコー疾患としては脇役的な内容でしたが、なんと60名以上の参加をいただきました。寒い日が続く中にも関わらず多数ご参加いただき感謝いたします。今年度は後半にかけて、エコーに熟練されてるような方々が多く参加いただいており、我々も気が引き締まります、嬉しい限りです。

上行大動脈解離は、心エコー時に上行のflapとしてしばしば観察されますが、冠動脈入口部への波及による左室壁運動異常の出現だけでなく、他にも波及することを紹介しました。また、真腔と偽腔の鑑別の実際的な内容もお話示しました。理にかなったことを実践するだけで実際的な評価となりますね。

心タンポナーデと収縮性心膜炎の鑑別は、分かりやすかったですね。また、種々のタンポナーデや、心外膜脂肪などとの鑑別もよくわかりました。実際にどこをとう計測すればいいかわかっていただけたと思います。

今回は質問が多く、いつもより会が活気付いて面白かったですね。当会は実際の臨床に役に立つ素朴な内容を伝えることを主眼としておりますので、引き続き皆様方からの多くのご質問いただけると講師も参加者も理解が深まります。恥ずかしがらずにイッパイ質問してくださいね。

次回は12月5日 金曜日、今年最後の大勉強会となれば幸いです。


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